Works 2022 — 2025 · 7 entries
庭園を3Dスキャンで記録する「終らない庭のアーカイヴ」プロジェクトの4作目(004:Fugetsu Four Seasons Version)。浮月楼庭園を計測・アーカイヴし、四季のバージョンとして構成した展示。
会期:2025年7月25日(金)– 8月31日(日) 10:00–18:00(休館:月・火曜日)
入館料:無料
会場:浮月花寮 2F(静岡県静岡市葵区紺屋町11-1)
主催:浮月花寮/共催:庭園アーカイヴ・プロジェクト/協力:辻雄貴空間研究所、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab、一般社団法人 hO
3Dスキャン撮影・計測:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab(津田和俊、バルナ・ゲルゲイ・ペーター、井上智博、石田航平、神谷友理子、森菜津子、田中仁捺、佐々木美海、中山華琳、廣内菜帆、小石遼花、杉山葵、本吉亮太、馬場恵子)
映像撮影:津田和俊、原瑠璃彦、田中仁捺、生駒亮二、加藤大晴、中州萌梨
データ整理:山本祥子
《Incomplete Niwa Archives 終らない庭のアーカイヴ 004:Fugetsu Four Seasons Version》
制作:一般社団法人 hO
マネージメント:井高久美子(hO)
ディレクション:原瑠璃彦
プロトタイプ・プログラミング:白木良
プログラミング:塩澄 祥大
協力・施工:辻雄貴空間研究所
ハンドアウト 撮影・デザイン:池原和
本展示はJSPS科研費 23K21898、25K00428 の成果の一部です。
助成:第一三共「はばたく次世代」応援寄付プログラム
DetectorOSC は、プロトタイピングのためのアプリケーションである。
iPhone・iPad のカメラを使った物体検出アプリで、外側・内側のカメラだけでなく、ライブラリ内の動画からもリアルタイムに物体を検出できる。
検出されたオブジェクトの情報は、OSC通信を通じて PC などの外部デバイスへ即座に送信される。デバイスに搭載された高性能 Neural Engine を活用し、驚異的な速度で物体検出を実現する。
BMX Graffiti は、ストリート・カルチャーと芸術的な創作活動が交錯する場に位置する作品である。制作目的は、都市環境における創造性の可能性を探求し、新たな芸術的手法を開拓することである。特に BMX という動的な要素を取り入れることで、従来のグラフィティにはない独自性とダイナミズムを創出しようと試みた。BMX とグラフィティの組み合わせにより、アクションと視覚表現の新たな形式を創出し、都市空間をインタラクティブなキャンバスに変える試みである。
BMX は、身体の動きとトリックのテクニックに焦点を当てたスポーツであり、ライダーの動作やトリックの実行において、そのダイナミズムが顕著に表れている。一方、グラフィティは静的な視覚的成果物を生み出すが、その制作過程は極めて動的な性質を持っている。グラフィティの創作行為は、アーティストの即興的な動きや決断によって特徴付けられ、これが作品のダイナミズムに大きく寄与する。BMX とグラフィティという2つが結合する際には、身体的なダイナミズムと芸術的なダイナミズムが独特な方法で融合すると考えた。BMX のトリックによって生み出される身体の動きの軌跡がグラフィティの創作プロセスと結びつくことで、両アクティビティの境界を超越した新たな表現が生まれる。静と動を対比させるのではなく、2つの異なるダイナミズムを組み合わせることにより、新たな創造物を生み出すことが可能となると考えた。
階段であれ駅の構内であれ、手すりは安全を促すものとして設置されている。ところが、ライダーがトリックで飛び乗るやいなや、手すりは不確定性とリスクの場に豹変する。BMX ライダーが都市空間とその構造を独自の視点から解釈し、トリックに反映させることは、一般的な「通常の」使用方法から逸脱している。手すり・階段・壁などをトリックに使うことで、これらの都市構造物の機能や目的が再解釈され、新たな価値が生まれる。それは、都市空間がどのように設計され、誰にとって利用可能であるべきかという問いを提起する——都市空間とその使用方法に対する「批評」と言える。



BMX の前輪のペグにスプレー缶を装着し、ブレーキレバーで噴射を制御できるよう改造した。トリック実行時にブレーキレバーを引くとスプレーが噴射され、BMX の動きに沿って地面にラインが描かれる。この仕組みにより、トリックの軌跡を視覚的に表現することが可能になる。
Design, Photo — オオタソラ
かつて炭坑産業で栄えた田川市には、「やみ」が支配する坑道という地下と、「ひかり」に満ちた地上という対照的な2つの世界が存在していました。本展は、こうした筑豊・田川の地域性を美術館の展示室に再現しようとするものです。
「やみ」と「ひかり」をそれぞれの視点でとらえる4名の現代作家の作品が展示室いっぱいに広がります。体感型のインスタレーションや体験型のメディアアートをとおして、からだ全体でアートを楽しめる機会となります。見て、触って、聴いて……様々な感覚を刺激するアートをお楽しみください。
1998年福岡県福岡市生まれ。2022年に九州産業大学 芸術学部 芸術表現学科を卒業、2024年に情報科学芸術大学院大学[IAMAS]を修了。現在は同大学のイノベーション工房に勤めながら作家として活動。
映像・作曲などのメディアアートを軸に作品制作を行う。
期間:2024年7月13日(土)– 9月1日(日)
時間:9:30–17:30(入館は17:00まで)
会場:全フロア
観覧料:一般 800円(700円)/高大生 400円(300円)/小中生 200円(100円)/未就学児 無料
※( )内は20名以上の団体および田川市在住者[要身分証明書]の料金。土曜日は高校生以下無料。各種障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料。
主催:田川市美術館/共催:田川市立図書館/協力:NPO法人アーツトンネル
都市とは建築物によって支えられた空間であり、また我々の生活を支える体験の空間でもある。都市建築の輪郭は、街を歩く我々の時空間を揺るがぬ線で縁どっている。そのことを頼りに、数々の映像作品が壁面や通路や柱をキャンバスに定めてきた。そこで、AIによる画像補完を用いたコマ撮り映像で、都市を縦横に走る境界線の撹乱を試みた。輪郭が不確定に揺らめく都市風景によって、やがて訪れるであろう現実と情報空間の境界が曖昧な世界を描こうとした。
都市の画像を約2000枚撮影し、その全てを一枚ずつ手作業で修正領域を設定し、その領域を AIツールで補完した。出来上がった画像を選定し、コマ撮り映像に構成した。
本作は、機械学習ツール DALL·E によって生成した絵を、人間がアクリル絵の具で描画したものである。プロンプトを試行錯誤して生成した猫の絵は、機械にとっては、おそらく無限にも等しい類作の中の一つなのだろう。しかし、我々がその画像を再びその手によって描きなおしたとき、人は、その手中に何かを取り戻しつつあるのではないだろうか。
模倣と創造、サンプリングと独創の不可視な境界の中で、「AIの創造」をなぞる絵筆のプロセスと手触りの中に作家性を探る試みが、本作の核心である。できあがった絵画は、どこか機械学習に固有の特徴が残っており、それでいて筆使いには人の手の風合いが見て取れる。猫の細い目は、躍進目覚ましいAIツール群と、それでも描き続ける私たちのこれからの作家性を、額縁の中から鋭く投げかけている。
2枚目:左=AI / 右=塩澄 祥大
AKS は自転車を楽器に変化させるペダルだ。自転車にはペダリングという身体運動が存在し、そこに音を付け加える。AKS は自らを取り巻く環境を音で奏でるものとして視ることを可能にし、世界を再創造する。
ハードウェア設計・プロダクトデザイン:河合 将也
ソフトウェア・サウンドデザイン:塩澄 祥大